閉じる

会社運営に役立つ法令情報

【経営】

中小企業強靱化法が7月16日に施行されました

 第198回通常国会において成立した「中小企業の事業活動の継続に資するための中小企業等経営強化法等の一部を改正する法律(通称「中小企業強靱化法」)」を施行するための関係政令が閣議決定され、同法は令和元年7月16日に施行されました。国が中小企業の事業継続計画(BCP)を認定する制度などを盛り込んだもので、中小企業の災害対応力向上が期待されます。

■本法律案の趣旨
 自然災害の頻発化や経営者の高齢化によって、多くの中小企業は、事業活動の継続が危ぶまれています。こうした状況を踏まえ、中小企業の事業活動の継続に資するため、中小企業の災害対応力を高めるとともに、円滑な事業承継を促進するため、「中小企業の事業活動の継続に資するための中小企業等経営強化法等の一部を改正する法律案」(中小企業強靱化法案)により必要な措置を講じます。

■本法律案の概要
 本法律案における主要な措置事項は以下の通りです。
(1)中小企業・小規模事業者の事業継続力の強化
 @事業継続力強化に関する「基本方針」の策定
  中小企業が行う事前対策の内容や中小企業を取り巻く関係者(サプライチェーンの親事業者、金融機関、保険会社、地方自治体、商工団体等を想定)に期待される協力を規定した基本方針を策定します。
 A中小企業の事業継続力強化に関する計画を認定し、支援措置を講ずる
  中小企業者が単独で行う「事業継続力強化計画」や複数の中小企業が連携して行う「連携事業継続力強化計画」を経済産業大臣が認定する制度を創設し、認定事業者に対し、信用保証枠の追加、低利融資、防災・減災設備への税制優遇、補助金の優先採択等の支援措置を講じます。
 B商工会・商工会議所による小規模事業者の事業継続力強化の支援
  商工会又は商工会議所が市町村(特別区含む)と共同して行う、小規模事業者の事業継続力強化に係る支援事業(普及啓発、指導助言、復旧支援等)に関する計画を都道府県が認定する制度を創設します。
 これらに要する経費について地方交付税措置を講ずることとしており、地方における小規模事業者支援を推進します。

(2)中小企業の経営の承継の円滑化
 個人事業者の土地、建物、機械・器具備品等の承継に係る贈与税・相続税を100%納税猶予する「個人版事業承継税制」の創設が平成31年度税制改正大綱に盛り込まれたことを踏まえ、新税制の効果が十分に発揮されるよう、遺留分に関する民法特例の対象を個人事業者に拡大します。

(3)その他(関係者の関与による基盤強化等)
 一定の要件を満たす中小企業者等が社外高度人材(プログラマー・エンジニア、弁護士・税理士・会計士等)を活用して新事業分野を開拓する計画の認定制度を創設し、認定を受けた者に対し、金融支援・税制支援(ストックオプション税制の対象に、計画に従って活用する社外高度人材を追加)を講じます。
 小規模事業者の経営発達に係る支援事業について、商工会・商工会議所と市町村(特別区含む)が共同で計画を作成するとともに、認定の際に都道府県知事の意見を聴くものとします。
 また、これらに関する情報提供、相談対応等を、新たに(独)中小機構の業務に追加するため、独立行政法人中小企業基盤整備機構法の一部を改正します。

■中小企業の事業活動の継続に資するための中小企業等経営強化法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等に関する政令
中小企業信用保険法に基づく各種保証に係る保険料率の設定
 改正法により、新たに社外高度人材活用新事業分野開拓計画、事業継続力強化計画及び連携事業継続力強化計画並びに事業継続力強化支援計画が創設され、当該計画認定制度に基づき実施される事業に必要な資金に係る保証の規定が設けられることから、当該保証に係る保険料率を定めます。

事業継続力強化計画及び連携事業継続力強化計画の所掌事務
 改正法により、新たに事業継続力強化計画及び連携事業継続力強化計画が創設されることから、当該計画認定制度に係る事務の所掌※を定めます。
※中小企業庁事業環境部及び同部企画課に事務を追加。

詳しくは下記参照先をご覧ください。

参照ホームページ [ 経済産業省 ]
https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190709002/20190709002.html

ページTOPへ