【経営】
中小企業のDX推進に関する調査(2025年)(アンケート調査)
[独立行政法人 中小企業基盤整備機構]からの「お知らせ」です。
【調査結果のポイント】
・DXに(「既に取り組んでいる」「取組みを検討している」)企業は39.1%で、前回調査(2024年12月)とほぼ横ばい。
・DXに「既に取り組んでいる」企業の進捗状況は、デジタライゼーション(「個別の業務や製造等のプロセスのデジタル化を進めている」)の割合が増加。
・DXの取組みとして「AIの活用」が28.4%と、前回調査に比べて14.1ポイント上回る大幅増加。
・DX推進に当たってIT・DX推進に関する専門人材の不足や予算の確保が課題。
(1)調査概要
・調査日時:2025年12月5日〜12月18日
・調査方法:Webアンケート
・調査対象:全国の中小企業者等1,000社
(中小企業基本法における中小企業者の定義に基づく)
(2)DXの取組みは前回調査とほぼ横ばい
DXに(「既に取り組んでいる」「取組みを検討している」)企業は39.1%で、ほぼ横ばいである。一方、取組む予定はない企業も31.5%存在する(図表2)。
(3)進捗状況はデジタライゼーションが増加
DXに「既に取り組んでいる」企業の進捗状況は、デジタライゼーション(「個別の業務や製造等のプロセスのデジタル化を進めている」)の割合が増加し、首位になっている(図表3)。
(4)DXの具体的な取組みは「AIの活用」が大幅増加
DXに(「既に取り組んでいる」「取組みを検討している」)企業のうち、具体的な取組み内容として「AIの活用」が28.4%と、前回調査に比べて14.1ポイント上回る大幅増加。「クラウドサービスの活用」「セキュリティ対策強化」「テレワークの実施」「RPAの導入」も増加(図表4)。
(5)DXに取組むに当たっての課題は、IT・DXに関する専門人材の不足と予算の確保が上位
DXに取組むに当たっての課題の上位は、「ITに関わる人材が足りない」が28.3%。次いで「予算の確保が難しい」が26.0%、「DX推進に関わる人材が足りない」が25.6%という順となっている(図表5)。
(6)DXに取組む予定がない企業の理由は、「具体的な効果や成果が見えない」「予算不足」が上位
DXに「取組む予定はない」と回答した企業の、取組む予定としない理由は、「具体的な効果や成果が見えない」(25.7%)、「予算が不足している」(20.6%)が上位となっている(図表6)。
(7)補助金・助成金といった資金支援ニーズ、指針の策定・公表、研修制度のニーズも高く
DXの推進に期待する支援策は、「補助金・助成金」「中小企業のためのDX推進指針の策定・公表」の割合が高い。また「研修制度」「ベンダー、ツール情報の提供」等が前回調査に比べてポイントが増加している(図表7)。
(8)まとめ
今回の調査結果では、DXに(「既に取り組んでいる」「取組みを検討している」)企業は39.1%と前回調査とほぼ横ばいであるが、DXの具体的な取組みとして「AIの活用」が大幅に増加した。
またDXに「既に取り組んでいる」企業の進捗状況においても、デジタライゼーション(「個別の業務や製造等のプロセスのデジタル化を進めている」)の割合が増加しており、DXの取組みが高度化している。
一方、課題としては、資金面のほか、IT人材や業務変革を担うDX人材の不足が高まっている。
加えて「具体的な効果や成果が見えない」ことも、DXに取組む上での課題として浮き彫りになっている。
支援ニーズにおいては、前回調査に比べて「研修制度」「ベンダー、ツール情報の提供」等がポイントを増加させており、こうした支援策を活用してIT・DX人材の育成、費用対効果に見合ったDXに取組むことを望む経営者の意向が反映されたものと考えられる。
■ 前回調査結果(2024年12月公表)
https://www.smrj.go.jp/research_case/questionnaire/
詳しくは下記参照先をご覧ください